バイメタル式温度計は、その構造が簡単で、耐久性にすぐれ、示度が直読できるので非常に巾広く各方面に利用されています。その目的、用途に応じた種類を選定して下さい。
ボイラー、湯沸器、冷暖房空調、工業用プラント、冷蔵庫、乾燥機、農業用、食品管理、温度制御、船用エンジン、等
原理と構造
バイメタルとは膨張係数の異なる2種類の金属を一体に接合して板又は条に圧延したものである。
図(1)は最初の状態で、バイメタルの周囲温度が上昇しますと高膨張側の金属が膨張し、長さが延びますが、低膨張側はほとんど膨張しないので図(2)の状態に上方にそりかえります。温度が元に戻れば、バイメタルの変化は再び元に戻ります。
実際にはこの原理を応用して、図(3)のように「つる巻き状」にしたものを使用します。

図(1)

図(2)

図(3)つる巻状

測定温度範囲と1目盛の値℃
温度範囲
−30〜50
−10〜50
0〜50
0〜100
0〜120
0〜250
0〜200
0〜350
0〜300
0〜400
1目盛の値
1
1
1
2
2
2
5
5
5
10
感温部の径(d) 長さ(L)mm
感温部径
φ6
φ8
φ10
最短〜最長
50〜300
50〜500
50〜700


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